ココロダンジョン

 冒険企画局の新作、初音ミクRPGですよー。

 例によって、前半リプレイ、後半ルールブックという構成なのですが、未来のマスターからリプレイ禁読令がwというのも、リプレイが付属シナリオのものだというわけで。

 率直な話、いやいや、基本ルールでそれはないだろうと言いたい。基本ルールのリプレイって、初めてプレイする人がその参考にするためのものじゃないですか。にもかかわらず、プレイヤーが読んだら支障をきたすというのは、いかがなものかと。

 というわけで、いきなりシステムの話。

 システムの基本部分は、まあ、ほぼアマデウスエースキラージーンがほぼガーデンオーダーと言えるぐらいには、ほぼアマデウス

 というわけで、相違点。

 サイクル制ではなくなってます。代わりに、特殊能力(アマデウスにおけるギフトは、ココロダンジョンではナンバーと称されますが)は、1回使うとチェックが付きます。チェックを外さないと使用できないので、恐らくチェックをはずすアイテムは超重要。振り直しアイテムより重要かもです。

 判定の成功度を上げるためには、判定を連鎖する必要があるのですが、そのためにはムードダイスを配置する必要があります。つまり、ダイスを2個以上振らないと判定を連鎖できません。というわけで、アマデウスよりBの能力値の重要性が増しています。

 戦闘のプロットは、アマデウスではプレイヤー間で相談せずに隠してプロットする方式でしたが、ココロダンジョンでは完全ランダム。2ラウンド目以降はプロットを1だけ移動することができるのですが、プロットを自由に移動できる能力があれば、結構重要かも。

 根本的な部分について語ると、ヴォーカロイドをスタンド的に操って、心の歌を失った人のココロダンジョンに潜って、ウタクイという敵を倒すというゲームなのですが、そのヴォーカロイドを誰が演じるかということがシステム部分には書いてないのですね。プレイヤーが手酌で演出するのですかねぇ。そのあたり、割と重要だったりすると思うのですが(エースキラージーンのことを考えると)。