『ニュータイプ』って何だろね(・・)?。

どんなにお互いに言葉を尽くしても、どんなに時間をかけて話し合って も、分かり合えない事がある。分かり合えない時がある。

その話し合う内容は、時代や取り巻く状況により変化し、食料問題や資源、各々が信じている宗教や信条などが主に挙げられる。

それらの隔たりを一切超え、相手の脳や感情に直接アクセスし、相手の考えを読み取れる(『Ζガンダム』以降の)「ニュータイプ」の能力は、争いばかりを繰り返す人類に、何かしらの変化と兆しをもたらすものなのかもしれない。

しかし、その「ニュータイプ」も扱い方によっては、危険な存在にもなり、諸刃の刃の様でもある。

極端な例えだが、救世主か破壊者かどちらかになってしまう。

所で、ファーストガンダムの主人公、アムロ・レイはまだ子供ではあったが、時の流れにより、嫌がおうでも、パイロットとして戦闘し続ける事になる。

度重なる戦闘で、子供の持つ曇りなき眼で見えてきたのは、大人の、ひいては戦争そのものに内在する矛盾、不条理な現実だった。

その現状に変化をもたらす、希望の存在。それが「ニュータイプ」だと私は信じたい。

ニュータイプ」。それもまた、人類に与えられた一つの新しい「可能性」なのかもしれない。